2023年10月17日

なんちゅう試合(がトレンドに上がっていたらしい)

 ファイナルにはどっちが来るかなー、と気楽な気持ちで見ていたんですが、なかなかとんでもない試合だった。

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 ホークス和田、マリーンズ小島、どちらも見事なピッチングで隙を与えない。先に動いたのがホークスで、6回頭から又吉に交代。マリーンズは上位打線だったけど、63球で代えるんだ……ホークスって後ろのピッチャーわりと不安定なんじゃないの? 案の定いきなり四球を出したけど、ヘルナンデス(この人は全然知らない)と2人で6回完了。そのあと藤井、松本、オスナとつなぐ。一方、マリーンズ小島は7回先頭の三森を抑えたところで交代して、そのあと西村、澤田、益田とつなぐ。ここまではホークスの投手の方がやっぱり少し不安定で、マリーンズの方が危なげがなかった。

 10回の澤村。柳町に2塁打を打たれたけど、崩れそうな気配はあまりなかった。でも、やっぱり3連投はきつかったんでしょうかね。二死から連打で2点を失い、坂本に交代してもさらに1点を失った。この3点目で、あーこれはホークス勝ちだな、マリーンズが3点追いつくのはなかなかきついぞ、と思いました。みんなそう思ったことでしょう。

 ところが、10回裏の津森がつかまってしまった。角中が粘って左前打、荻野が当たり損ねの内野安打。ここで、藤岡には長打はないと思ったのかな? ストレートでストライクを取りに行ってドンピシャの同点ホームラン。「うわーなんちゅう試合や!」と思わず叫びましたよ。だから「トレンド」になったんだな。津森は放心状態だった。なんと残酷な展開。そのあとのマリーンズのサヨナラ勝利は、もはや必然だったように感じます。

 第1戦もテレビ観戦してたのですが、ホークスのベンチがなんとなく緩い感じなのが気になりましたね。柳田とか近藤がおしゃべりしているシーンがよく映る。ホークスの選手って個々の能力はめっちゃ高いので、試合にがっつり集中して入り込んでいれば、そうそう隙が出ることはないと思うんですよ。なんかちょっとそういう雰囲気じゃないんだよな。強かった時のホークスは、やっぱり雰囲気的に隙がなかった気がする。緊張でぴりぴりしているわけではなくて、リラックスして戦っていながらも集中度が高い、という感じ。日本シリーズでジャイアンツを2年続けて4タテしたときなんて、まさにそういう状態だった。

 来年からは、小久保監督が指揮をとるそうです。ベンチの空気はきっと引き締まることでしょう。ただ、ちょっと古いタイプの人にも見えるので、若い選手をうまく乗せることができるのか、というところが気になるところではありますね。

タグ:野球
Posted at 2023年10月17日 00:41:43
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