大阪滞在中の話だが、久しぶりにCD屋さんに寄って試聴コーナーに行ったら、辻井伸行さんのアルバムがあったので、いくつか聴いてみた。音はきれいだしテクニックも確か、個性的な味わいはまだ感じられないけど今後に注目、という感想を持った。もっとも、テレビ局やらレコード会社やらが一所懸命に「物語」を演出しているのはなんとも邪魔っけだな。今の辻井さんの演奏を「震えるほどの感動」などと喧伝するのは無理があるでしょ。辻井さんには、しばらく表舞台から遠ざかってじっくり音楽を磨いてください、と(偉そうに)呼びかけてみたい。
タグ:音楽